自称保守系論壇誌も、文芸春秋も中央公論も、日韓問題
をガンガン取り上げているが、この現象自体が「嫌韓」
ではないのは当たり前だ。
朝日新聞も日韓問題を議論するための「隣人」という
連載を始めた。
小説家の平野啓一郎が出ているが、小説の世界では
韓国ブームだと、例によって幼稚な論理を展開している。
FLASHの『よしりん辻説法』に描いたが、「私人性」の
レベルでは、わしだって韓流アイドルが好きだと告白
している。
平野は一人格における「私人性」と「個人性」や
「公人性」の区別がついていない。
「個」は歴史のタテ軸と、社会のヨコ軸の交差した
一点に成立するので、国家の歴史が醸成した宗教や
習俗や因習に規制される。
「個」は国家や民族の「属性」から自由ではなく、
地球市民的な普遍性など獲得できないのだ。
これが分からぬうちは中学生レベルの子供である。
結局、わしが描かねばならないのだろうな。